積み木アルバム誕生秘話

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誕生秘話
 
 

「想い出を積み上げる…」というコンセプトの理由

私達、ユナイテッドスロープス社は何かと殺伐とした事件等が目立つ最近の日本において、人々の精神的なゆとり感に直接働きかけることが出来る商品を開発したいと常日頃考えておりました。

人は「人生」という時間の中で、多くの経験を重ねて成長し、その経験は「想い出」として多くの記憶を刻んでいます。しかし忙しい現代において、人は「想い出」を振り返る時間を失いつつあります。

それでも決して忘れてしまわないように写真や映像に「想い出」を記録し、 時に思い出したかのようにアルバムなどといった記録のページを開きます。

しかしながら、実際「想い出」をアルバムにしまいこんでもほとんど見る機会はなく、フォトフレームに飾るといっても、日本の住居は広くないので、
欧米のように、なかなか沢山の写真は飾れないのではないでしょうか?

また、現代はデジカメや携帯カメラが大変進化し、人々は写真を撮る機会が大変増えました。しかし、そのコンテンツを残す媒体は依然、紙焼き写真が中心であり、他にいいものがなかなか無い現状に着目いたしました。

そこで「積み上げて飾る」ことによって常に「想い出」と共に時を重ねることができるオブジェとして、2005年の4月下旬より本格的に、「想い出を積み上げる…」ということをコンセプトに「積み木アルバム」という製品をリリースいたしました。

「積み木アルバム」は、キズがついても、時を重ねるごとに深みを増すようにムクで使用した天然木に直接美しく印刷され、1つ1つ丁寧に仕立てられています。フォトフレームと写真の関係と異なり、直接印刷される故に表現されるオブジェとしての一体感は、表面にうっすらと残る木の年輪とともに「想い出の記録」としては十分に上質な雰囲気をかもしだします。

例えば、結婚をする際に自分の生い立ちの写真を使用して仕立てた「積み木アルバム」を両親にプレゼントしたり、その後、誕生した子供の成長の過程を「積み木アルバム」にして毎年両親にプレゼントしたり・・・。モノがあふれる現代において、モノとしての存在を誇張しないながらもこれ程贈る相手の心を和ませ、そして家族としての絆をより深めるモノはないのではないでしょうか。

または家族の写真や自分にとってメモリアルな写真で「積み木アルバム」を製作し、リビングボードの上に飾ったり・・・忙しい現代においてゆとりが無い中、 部屋に何気なく飾っている積み木アルバムが少しでも目に入った時に、

「あなたにとって大切な人は誰ですか?」
「あなたにとって大切なことはなんですか?」
「あなたにとって幸せな瞬間はどんな時ですか?」

と、いつも一目で思い出させてくれる存在として、私達は「飾れるアルバム」という要素を兼ね備えた、
まったく新しい写真の表現媒体「積み木アルバム」をご提案いたします。

「積み木アルバム」を通して 日本人が失いつつあると感じられる、言葉では言い表せることのできない何かを感じていただきたく思っております。

製品化までの誕生秘話


上記のようなコンセプトは決まったものの、当初の予想とは異なり「積み木アルバム」が製品化されるまでは、大変苦労と時間と、様々な試行錯誤を経て初めて製品化できたものです。以降では、積み木アルバムに秘められた「こだわり」と実現できるまでの経緯の一部をご紹介いたします。


サイズの秘密!初めて知った積み木の素晴らしさ!!


製品化するにあたり、まずはサイズから検討することにいたしました。
積木の世界では、何センチが一番いいのかいろいろ研究したものです。
散々研究したいたところ、積み木においては、大変な権威である、和久洋三さんの
積木に関する研究文を見つけました。それによるとこうです。
(ちょっと長いけど「積み木ってすごい!!あなどれない!」って必ずなります。)
 

(和久洋三:童具子育て講座C・8個の立方体より抜粋)

1才1ヶ月の女のお子さんでしたよね。今は、持って、打って、倒して、なめて、入れて、積んで・・・
というような遊びでしょうか?年齢と発達を考えると、今は立方体で遊ぶのが良いとおもいます。
まず最初は、一番わかりやすい形で遊ぶ、それもひとつの形でじっくりと遊ぶ事が大切です。

立方体でじっくりと遊ぶ事で、「ものには部分と全体がある事」 「同じ形で遊ぶ事によって同じ形の認識が出来る」 「物の位置と配列を直感する」 事を学びます。時に8個の立方体にはこの要素があります。この8個の立方体で子どもを遊ばせる時間が長いほど、又深いほど、物事の特性や本質をより正確に汲み取る事が出来るようになります。

立方体には各面に中心がある事を知る事によって、全ての正方形にも同じように中心がある事を理解します。そして、他の様々な物体にも中心のある事を、ひいては宇宙にも、人間が求めている事にも中心がある事(真理)を感じ取っていくのです。
一致がわかると子どもは、簡単に違いが分かります。 立方体で良く遊んで行くと、形の違うものも遊べます。三角などが入ってきても、簡単に遊ぶ事が出来ます。

また、フレーベルが考えた[Spiel-gabeが遊びのためにめざすもの]という10項目があります。
1、 自発性を引き出す。2、創造性を育てる。3、社会性の基礎を養う。4、身体諸器官およびその機能の発達を促す。5、知能の発達を促す。6、科学性の基礎を養う。7、集中力を養う。8、情緒を安定させる。9、美的感覚を養う。10、自分で片づける習慣を身につける。

このようなことが積み木遊びによって、培われるとフレーベルは言っています。
また、積み木遊びを通して、物事の本質を知る事が出来るように作ったとも聞いています。
ですから、積み木は奥が深く、遊べば遊ぶほど、物事の本質を感じることが出来るのでしょう。
積み木遊びが奨励される所以です。他に、基尺のことがあると思います。
フレーベルは、3cmが良いといいました。
この3cmというのは、赤ちゃんの第2間接ぐらいの長さです。幼児教室や、知育関係の場でよく使われるのも、この3cmの基尺です。

この長さは持ちやすく、手先の旨く使えない子どもにとっては丁度良い大きさのように思います。そして0才の頃は、この重さも持ちやすいようです。ただ、床でだんだん積み上げられるようになってくると、4.5cmの方が基が安定性があり、大きくしやすいので子どもが充実感、達成感を味わうことが出来ます。
和久先生も最初は、フレーベルの提唱している3cmを作っていましたが、実際1〜3才ぐらいの子ども達が使ってみると、4.5cmの方が良く遊ぶという実証済みです。

我が家では、45mmを使って土台となるところを作り、30mmで細かく細工してみたり、女の子なので、積み木の箱を部屋に見立てて遊んだりしています。この時の積み木の種類ですが、最初買ったのは、色々なかたちがはいっている物を用意しました。これは失敗でした。
(いろんな種類がある方がお得かと思ったんです。(^^;)子どももあまり遊びません。
立方体と直方体がたくさんある方が、遊びが面白いようです。

この文献を読み、積み木がこんなにも奥が深く、素晴らしいものだと初めて知るとともに、
私たちは、4.5cmが最適なサイズだということを学びました。
早速、様々な積み木工場に問い合わせて、4.5cmが希望だと伝えたところ、なんと積み木のもとの木は全て4cmか6cmが基本とのこと。4.5cmでは6cmを削ってつくることになるのでコストが高くなるとのことでした。4cmか6cmで紙の模型をつくってみたところ、4cmでは小さいので積み木の画像がよく見えません。
しかし 6cmだと、5〜6個くらいであれば、それほど気にならないが、10個以上積み上げた場合に、
野暮ったい感じがあり、また大きすぎるので子供にはつかみずらいという問題がありました。
そこで、 間をとり5cmした模型をつくったところ、つかみ易く、積んだときのバランスが美しかったので、サイズは5cmに決定いたしました。そして、早速積み木に印刷することを依頼しようと積み木工場に電話をしたことろ、大変な問題が!!

木に印刷するのは無理?!

ムク材(木材100%)に美しい印刷をすることは、無理だとどこに電話を掛けてもいわれました。
プラッチックや合成の木材ならともかく、ムク材(木材100%)は、生き物であり、表面がデコボコしているので、日によって湿度気温により膨張したり収縮するので画像の印刷は無理だし、印刷機は熱がかかるため、あとでムク材に中にある空気や水分が気泡として表目から噴出してきて表面がボコボコになるとのことでした。

しかし、私たち開発スタッフはインテリア畑で育ってきたのでムク材(木材100%)へのこだわりは捨てられませんでした。なぜならムク材であれば一生ものとして年月が過ぎ、キズがついてもそれが味や温もりになることを知っていたからです。
多少高いお金をだしても、合板ではなく、ムク材の家具を買うと、年月が過ぎキズが付いても高級感が損なわれず、味になり、中途半端に合板の安いものを買い、キズが付き気にくわなくなり、また買い替えるよりはいいものを買って長く使うことが結果的にいいことを知っていたのです。
ですので、どうしても、ムク材にはこだわり血眼になりながら、木に印刷できる方法を探索しました。


白吹き塗装途中のサンプル
一生モノにふさわしい天然木
を贅沢にムクで使用

 木目や重量、プリント面など
同じものが一つとしてありません 

木に印刷が可能に!

様々な方面を探しましたが、電話を掛けるたびに、「無理に決まってるだろ」や「積木をそんな風にしてバカですか」とさえ、言われたこともありましたが、くじけず根性で捜したところ、電話を掛けた方から、「あの人ならできるかもしれない」とご紹介を受けました。

期待をして、電話をかけたところ「面白いですね。できるかもしれないのでやってみましょう」という技術者が現れました。!!期待に夢を膨らませ依頼したところ、やはり大変困難で、その方法を独自に開発しないとできないことが判明しました。しかし、苦節半年ぐらいになんとか、特殊な方法で画像を印刷する技術は成功しました。印刷以外にも他の工程で、一つ一つ職人が手作業で作る部分が多く大変な手間がかかり、なんだかんだで結局1年ぐらいかかってしまいましたが…

(ちなみに積み木アルバムは、その「天然木」から一個ずつ削り出し、角が手のひらに当たらない ように丁寧に糸面取りしております。塗装工程では、一度、白の塗料で全面塗装し、一つ一つの木目が 活かされるように、職人が丁寧に手吹きします。お客様の画像面には弊社独自の特殊なプリント技術 を駆使し、写真やイラストの画質を美しく再現しております。

また、天然の木であるため、その日のコンディション(温度・湿度)により形状が変化します。そのため従来の量産印刷ができず、その日のコンディションに合わせ職人が高度な手業技術を駆使し、凹凸面に一つ一つ丁寧に高精度な印刷を施します。また安全な塗料使用し、最終的には、紫外線による 画像劣化を起こしにくい加工を、幾度も丁寧に職人がうす吹きしており、写真面に美しい輝きを実現しております。
このようして何倍もの手間と時間をかけ、積み木アルバムは完成します。木目や重量、プリント面など同じものが一つとしてない、工芸品として職人達が愛情とプライドを込めて製作しています。)

 

積み木アルバム使用者の生の声

と簡単に「積み木アルバム」のこだわりをお伝えいたしましたが、一見簡単なものに見えるものですが、言葉では言い尽くせない困難や、業界の常識などにぶち当り、それでもめげずに苦労してやっと完成したものです。

何しろ、いま世の中にはどこにも無い商品なので、発売当初はなかなか、お客さまに魅力が伝わりませんでしたが、撮影会を開き、積み木アルバムの普及活動をしたり店舗網をひろげ、大手雑貨店や大手ペットショップ、写真館、式場など幅広く導入することができ、今では積み木アルバムの魅力をわかっていただけるお客様が大変増え、口コミでご購入されるお客様も増えてまいりました。

ここで、私も実際家で使用しており、僭越ながらその感想を最後に掲載いたしますので、ご参考になればと思います。

積み木アルバムによって、お客さまの人生に少しでも喜んびや癒し・元気を与えたりできればこれ以上嬉しいことはありません。

「積み木アルバムで夫婦円満!(笑)」

●WEB管理者 (33歳男性)

本年めでたく結婚いたしまして、結婚するカップルにはありがちなことですが、 披露宴等でお嫁さんと私のいままでにいたる写真のダイジェストを集めねばいけないことになりました。

はじめて知りましたが、両親は大変な数の写真を持っていましたが、押入れの奥深くに見られることなく封印されてました!(若かりし母の衝撃のミニスカ写真も発見!!)
その写真が調度まとまっていたので、この機会にお嫁さんの成長記録と私の成長記録を私と奥さんの両親にプレゼントしました。

(生まれたばっかりの写真や幼稚園や小学生時代中心に)プレゼントしたところ「あらっ素敵じゃない!!」と大変喜んでくれました。木に印刷していることを伝えると、大変驚きながら珍しそうに触っていました。
たまに実家に帰ると、七五三とのときに買ったガラス箱にはいった人形がまだ残っておりそのなかに積み重ねて人形といっしょにかわいく飾られていました。

また、そのときに作ったもので数個、奥さんの小さい時のものと、自分のものを新居においております。
テレビの上に重ねて飾ってるのですが、テレビの上に置いているので毎日目につきます。

 

些細なことで奥さんとケンカし、プンプンしながらテレビを見ていると、奥さんの小さい時の写真が写った積み木アルバムがよく目に入ることがあります。
「昔はこんなに小さかったんだな〜。あ〜大切にご両親に育てられたんだよな〜。大切にしないとな〜。」と思い、怒りが収まることが多々あります。

正直な話、積み木アルバムをつくるまで写真などまったく興味がなかったのですが、いまやすっかりオヤジになり成長してしまったので昔は「過去を振り返らない」「想い出にひたるなんてカッコ悪い」という感覚があったのですが、大切な写真が目にはいることにより、なんだか、心が落ち着く気がします。過去があるから今があるし、過去の大切な想い出が目に入ると、仕事でやなことがあったときなど心が癒されるときが多々あることにはじめて気がつきました。


また、記憶というものが大変重要なことがこの歳になってわかってきました。あるテレビ番組で記憶の能力がなくなってしまった少年のテレビ番組を見ました。その少年は、昨日あったことが覚えられなく、毎日通る道順すら忘れてしまうので、毎日日記を書いて読み返していました。一番悲しいことは、楽しかったことや幸せな記憶も全て忘れてしまうということです。
だから、毎日毎日、嬉しかったこと悲しかったことを日記を持ち歩きひたすら記入していました。
ただ、この少年にかぎらず、人間は誰でも「忘れてしまう」のが現実です。

であるならば、「幸せな想い出を忘れない」ことは幸せであることの、絶対必要条件であることに気が付きました。ですので、写真とは偉大だとこの歳になって気付きました。
でも、フォトフレームをたくさん飾るのはなんか、気恥ずかしいし、狭い家なのでたくさん置くスペースもないし、アルバムやビデオにしても見そうでまったく見ないし、そこでこの積み木アルバムは、積み木アルバムなりの他にない良さがあります。

「省スペースで気軽に飾れる」ということです。
気軽に持ち運べ、自由にフォトフレームが置けない場所にも置くことができます。
いろんな形に替えて、おしゃれに飾れることができるのがこの積み木アルバムの良さの正直な感想です。ダイニングテーブルの上にちょこっと置いておけば、そのときの思い出で
お客様が着た時に盛り上がるかもしれません。

そんな私のこれからの積み木アルバムの利用予定ですが子供ができたら、毎年毎年少しずつ作って、コレクションを増やしていくのを楽しみにしています。それを20年ぐらい続けたら20年後にどんな積み木アルバムになっているのでしょうか?自分でも想像がつかないでの集めていく楽しさがすごくありますね。と、僭越ながら私の感想をご紹介いたしましたが、アルバムやフォトフレームにはない積み木アルバムだけの魅力を少しでもご理解いただければ嬉しいです。